谷根千&上野巡り
東京は、7月がお盆ですね。
わたしの実家の墓は、谷中霊園にあります。
著名人の墓が点在する谷中霊園自体、外国人観光客が訪れるほどの人気のスポットなのですが、その周辺の谷根千(谷中・根津・千駄木)エリアや上野界隈も、見所が多いです。
きのうは久しぶりに、家族と共に墓参りに行ってきました。
暑い日差しや蚊の襲来と戦いながら墓に手を合わせます。
「お墓の前に私はいません」
というような歌が流行りましたが、残された身としては、やはり父や祖母と会えたような気持ちになります。
いつも嬉しいような、胸が詰まるような思いです。
その後、てくてく10分どほ歩いて千駄木の寿司屋「乃池」へ。
名物の穴子寿司をいただきました。
口に入れると溶けてしまうような穴子は絶品!
香ばしく甘辛い味付けも、いかにも江戸っぽくて好みでした。
お腹がいっぱいになった後は、台東区内を循環しているバスめぐりんに乗って、上野へ向かいます。
以前私は、谷中と同じく台東区である浅草に住んでいたことがあるので、レトロな車体が非常に懐かしかったです!
めぐりんでは、100円で上野・浅草・谷中といったエリアを移動することができますよ。
上野では、娘のリクエストで国立科学博物館に立ち寄りました。
いまやっている「生命大躍進」という特別展が、最高に面白かったです!!
約5億年前のカンブリア紀に大量発生した、さまざまな生物の姿に度肝を抜かれます。
特撮映画の怪獣やポケモンも、目じゃありません。
また、生物が「眼」や「胎盤」を獲得していった過程にも、ウソでしょ!?と唖然とします。
NHKも加わっているためか、映像解説も迫力があって見ごたえ充分。
墓参り直後ということもありましたが、いま自分が生きていることが本当に不思議に感じる展示でした。
人間の力の到底及ばない神様的な存在がどこかにいて、地球という水槽的な入れ物に、何種かの生物を作って放り込む。
そして、その神様的な存在が、天変地異やウイルスの蔓延を引き起こし、様々な進化に関する実験をしているような感覚にもなりました。
刺激いっぱいで意識を揺さぶられたあとは、ちょっと休憩です。
高校生時代から、上野といえば「みはし」。
あんみつが非常に有名なのですが、この日は猛暑だったので、私は氷宇治をいただきました。
抹茶の苦味とあんこの上品な甘さが、疲れを取ってくれるようです。
白玉入りなのも、嬉しかったなぁ。
寺街の風景、参拝者、醤油のこうばしい香り、のんびり進むバス、スケールの大きい公園と博物館、美味しい甘味。
街に文化が感じられる東京の下町は、大人になればなるほど、好きになっていきます。
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