防災ブック「東京防災」
毎年9月に、我が家では防災袋の中身をチェックするようにしています。
東日本大震災が起きてからは、グンと袋に詰める品数が増えました。
防災意識が高まるこの時期に、自宅の郵便受けに1冊の本が入っていました。
黄色い表紙には「東京防災」の文字。
発行は、東京都総務局総合防災部防災管理課だそうです。
近い未来に起こりうる首都直下地震の際に、私たちはどんな状況にいるのでしょう。
家で寝ているかもしれないし、地下鉄の中かもしれません。
川が近い場所かもしれないし、高速道路かもしれません。
隣で人が倒れているかもしれないし、自分が負傷するかもしれません。
介護中のお年寄りが側にいるかもしれないし、小さな子どもと一緒かもしれません。
高層ビルの最上階にいるかもしれないし、エレベーターの中かもしれません。
想像しうる、ありとあらゆるシチュエーションごとに身を守るためのポイントが、本書には細かく説明されていました。
また「レジ袋から簡易オムツを作る」とか、「アルミホイルで単三電池を単一にする」「長ズボンからリュックサックを作る」といった具体的なテクニックも、図解つきで数多く紹介されています。
見ていて面白いし、役に立ちそうです。
まあ本当は、役立つ場面が来ないに越したことはないのですが……。
さらに何とも言えない気持ちになるのが、本書は地震対策のためだけに用意された物ではない点です。
地震の項が終わると、続いて「自然災害」に「テロ・武力攻撃」「感染症」といった、あらゆる脅威への対応方法についても書かれていました。
なんだか読んでいると、東京がものすごく恐ろしい都市のような気がしてきます。
が、同時にどんなことがあっても生き延びられそう!という気もしてくるのです。
やはり大事ですよね、備えは。
さらに巻末には、かわぐちかいじの漫画付き。
かなり充実している「東京防災」は、東京都の全家庭に配られているのでしょうか?!
東京都の「やばい、くるぞ」という本気度がひしひしと伝わってきます。
もやもやした不安と、「大丈夫そうだわ」という自信が芽生えてくる本書も、ことしは防災袋に詰めることにしました。
できれば防災袋を活用しない状況が続くことを祈りつつ、常に防災意識は持ち続けて暮らしていこうと思います!
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